メタバースとは? いまいちピンと来てない人向けの解説

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Metaverse

メタバースとはなにか?

メタバースとはなにか?と言われると実は誰も正確な答えが出せていません。

各社デジタルツインだWeb3.0だNFTだと好き勝手な事を言っていて、なんだかよくわからないというのが印象だと思います。

はい、VRをかれこれ9年やり続けている自分もまったく同じ印象です。

そんななか、「メタバース」で検索した結果、このページにたどりついた方も多いと思います。

 

まずこのブログを始めるにあたって、自分自身のメタバースの定義をできるだけ解りやすく表明したいと思います。

 

メタバースを狙う各社の利益

メタバースはわからなくても、メタバースを狙う各社の狙い、利益はわかります。

特にメタバースに1兆円投資すると表明しているメタ社(旧Facebook)の狙いはわかりやすいです。

このままだとFacebookは10年後に大幅な減収減益になると言われています。それはSNSとしてのFacebookは10年後には飽きられ、誰も見なくなると言われているからです。

Facebookに限らず文字ベースのSNSは登場から15年近くたち、利用者の中心は中年になっています。そして若い人たちから見たら「なんかおっさん、おばさんがいつも喧嘩している治安の悪い場所」として目に写っています。

これがさらに続くとどうでしょう? 

中年がどんどん老人になっていき、SNSの参加人口もそれに合わせて減少していきます。そこから得られる広告収入も減っていきます。

つまり彼らは「人を集め、そこに広告を出す」ビジネスとして、もう一度新しい「人が集まる場」を作ろうとしているのです。

 

メタ社は確定的な衰退の前に、余力があるうちに文字情報のFacebook、画像情報Instagramに変わる次の人が集まる場を作ろうとしています。
そして集まった人を使ったプラットホームビジネスを展開しようと考えているのではないでしょうか。

メタバースの利益

メタバースを狙う各社の思惑と利益

あらためてメタバースとは

SNSはいずれ飽きられ崩壊するので、各社次の「人が集まる場」を作ろうとしている。これが今日のメタバースの正体ではないでしょうか。

そして文字情報のFacebookやツイッター、画像情報のInstagram、動画情報のYoutube、Tiktokとかぶらない新しい領域のサービス。そうなると「空間情報(3D)を使ったサービス」という所にサービスとしての特徴を求めているのだろうと思っています。

そして次世代のコミュニケーションのプラットフォーム(胴元)の座を狙い、大手やベンチャーがしのぎを削っているのが、今日のメタバース・ブームの正体だと考えています。

だいぶ鵺(ぬえ)のようなメタバース・ブームの正体がわかったのではないでしょうか?

 

このブログは綺麗に着飾った夢と希望のブームを演出するのではなく、人間の生活に寄り添った地に足のついたメタバースの未来をまとめていこうと思っています

鵺

鵺のように正体がわからないメタバース

文・高橋建滋

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